ライディング
ライティング(光源)の種類
3DCGを制作するにあたってモデリングだけでなく、ライティングやレンダリングなどクオリティを左右する工程が幾つか存在します。その中でもライティングは、オブジェクトに光を当て光沢などの質感を表現する重要な工程と言えます。
六角大王以外では、まともに作品を仕上げた事がないので、今回はBlenderでライティングについて学んでみたいと思います。
まずはライティングの基本操作です。新規で光源を作成するには、「Header」から(または「3D View」上にマウスカーソルを移動し[Space]キーを押す)[Add] > [Lamp]で任意の光源を選択します。作成した光源の移動や回転、拡大・縮小はオブジェクトの場合と同じく、[G]キーで移動、[R]キーで回転、[S]キーで拡大・縮小。もちろんマニュピレータでの操作も可能です。
光源の種類は「Lamp(ランプ)」「Area(エリア)」「Spot(スポット)」「Sun(サン)」「Hemi(ヘミ)」の5種類。「Bottons Window」内のコンテキスト[Shading]、サブコンテキスト[Lamp buttons]を選択し、光源の光の強さや影のぼかし具合など各種設定を行います。(そこら辺の詳細設定はまた後日にでも・・・)
一度作成した光源もココで別の光源へ変更が可能です。それでは各光源をご紹介します。
〈Lamp(ランプ)〉
「Lamp」は一点から全方向を照らす点光源で、電球などに近い働きをします。
〈Sun(サン)〉
「Sun(サン)」はシーン全体を同じ明るさで平行に照らす無限遠光源です。名前の通り太陽光のように、果てしなく遠い場所からの光を再現できます。
〈Spot(スポット)〉
「Spot(スポット)」は「Lamp」の光の角度と方向を制限した点光源です。名前の通りスポットライトのような働きをし、演出的な光源としても使用できます。もちろん任意で光の角度も設定可能です。
〈Hemi(ヘミ)〉
「Hemi(ヘミ)」は半球体にシーン全体を同じ明るさで照らす光源で、他の光源と異なるのは影が発生しない点です。補助的な光源として使用できます。(おそらく・・・)
〈Area(エリア)〉
「Area(エリア)」は発光する板のように面積も持った面光源です。面で光を放射するため影の境界線をぼかすのに最も適しています。