テクスチャマッピング
Texture Bakeの使い方
ライティングによる陰影やスカルプトによる細かい凹凸など質感をテクスチャに焼き付ける機能「Texture Bake(テクスチャベイク)」。データ容量の軽減やレンダリング時間の短縮に非常に有効で、ゲーム用オブジェクトを制作する際にも役立つこの機能を今回試してみたいと思います。
用意したのは、何の変哲もないUVマッピングでテクスチャを貼り付けたオブジェクト。こちらを元にTexture Bakeを行っていきます。
まずは「UV/Image Editor」ヘッダーの[New]ボタンをクリックし、ベイキングするための画像を用意します。オブジェクトを選択しEditモードに切り替え全選択。「UV/Image Editor」でUV展開されたオブジェクトに対して、新規作成したBake用画像(デフォルトのままなら現時点真っ黒)を設定します。プレビュー用のみ設定を行い、レンダリング用テクスチャは変更しません。(コンクリートのまま)
少し解りづらいですが、この手順を踏まないと"feedback loop detected"というエラーメッセージが表示されベイキングできませんのでご注意ください。(私は実際このエラーに泣かされました・・・)
ではいよいよベイキングです。Bakeパネルの[Bake Mode]メニューから[Full Render]を選択し、[Bake]ボタンをクリックしベイキングの実行。
陰影などが焼き付けられたBake画像が「UV/Image Editor」に表示されるので、保存。貼り付けているテクスチャと差し替えれば作業完了です。
実際は[Bake Mode]メニューに関して、[Full Render]ではなく[Shadow]や[Ambient Occulusion]など個別に書き出し画像編集ソフトで合成した方が、後々の変更も容易で作業効率が良いと思います。