材質設定
六角大王で髪の毛の作成に挑戦〈その1〉
女性の顔のモデリングも一段落したので、続いて人物制作には不可欠な髪の毛に挑戦したいと思います。「髪は女の命」と言いますが人物3DCGにおいても髪の毛は、出来次第で全体のクオリティに大きく影響を及ぼす重要箇所と言えるでしょう。
六角大王Superを使用して極力!?リアリティを追求した髪の毛を作成したいと思いますが、もちろん六角大王Superには、毛髪作成専用ツールやパーティクル機能が搭載されていませんので、短冊形状のポリゴンにて表現したいと思います。とりあえず今回は既存のライブラリを使用して・・・。
六角大王Superには、1500点を超えるライセンスフリーの乗り物・人物やポーズ・表面材質などの3D素材が収録されています。Super6からは仕上げ表示(レンダリング)機能が搭載された関係で、新たに仕上げ表示にて使用可能な表面材質が139種類収録されています。使い方も至って簡単。ライブラリウインドウ内の使用したい素材をシーンやオブジェクトにドラッグするだけで設定可能。
今回は、ライブラリウインドウ内の[仕上げ表示] > [表面材質] > [人間]の頭髪(茶)を使用します。
通常オブジェクトを作成する際、まずモデリングを行いその後、表面の材質設定を行いますが、今回は通常の工程とは逆に短冊形状の平らなポリゴンに対して先に表面材質の設定をしてしまい、材質設定済みのポリゴンを複製しながら毛髪の形状へ変形していきます。
先にモデリングを行うと必然的にUVマッピングを行わなければなりません。六角大王Superにも"テクスチャ位置の編集"機能が搭載されておりUVマッピングは可能ですが、いかんせん操作性が悪い(私が不慣れなだけかもしれませんが・・・)ので、この手法をとります。
ということで、完成したものを「仕上げ表示(明るい室内)」のソフトな影(中画質)にてレンダリングした画像がこちら。意外にきれいにレンダリングされているので驚きました。恐るべし六角大王Superのライブラリ!! とはいえ、まだまだ平面的で物足りたい感があるので、次回はオリジナルの表面材質にて挑戦したいと思います。(因みにこの髪型は、Perfumeのっちこと大本彩乃さんのトレードマーク"のっちボブ"です。)
> 六角大王で髪の毛の作成に挑戦〈その2〉へ続く