Blender・六角大王Superを中心とした3DCG制作~各ソフトの使い方(チュートリアル)や作品紹介~Project-6B(6B計画)

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ラジオシティに挑戦/その1

グローバル・イルミネーション(大域照明)の一種、ラジオシティ(Radiosity)に挑戦してみたいと思います。グローバル・イルミネーションには他にもフォトンマッピングという技法もありますが、残念ながらBlenderには搭載されていないようなので、いずれ外部レンダラーにて挑戦するとして、今回はBlenderにも搭載されているラジオシティを・・・。
そもそもラジオシティとは、光源からの光を壁や物体が乱反射させ、間接光として互いを照らす効果を表現できる技法で、厳密にはレンダリング法ではなくシェーディング法の一種だそうです。・・・と、難しい事はよく解りませんが、とりあえず試してみたいと思います。
Perfume「ワンルーム・ディスコ」PVで登場した立方体の部屋
今回用意したのはこちらの部屋。Perfume「ワンルーム・ディスコ」のPVで登場した立方体の部屋を再現してみました。本来は、赤や青に塗られていますが、今回は効果が解り易いようにグレーにしました。
光源[Lamp]を1つ配置したレンダリング見本
とりあえず、通常のレンダリング見本です。部屋の中央に光源[Lamp]を1つ配置しております。現時点やはり、いかにもCGといった感じです。では早速ラジオシティを試してみたいと思いますが、まずは準備を行います。
ポリゴン面表裏(法線方向)の確認
正しく光を相互反射させるために、各オブジェクトのポリゴン面(法線方向)が表を向いているか確認します。光が当たる面が裏になっている場合は反転させます。(今回は、部屋の壁や床は内側に、その他オブジェクトは外側を向くように・・・)

「ポリゴン面表裏(法線方向)の表示・変更方法」はこちら

Subsurf(サブディビジョンサーフェイス)モディファイヤを使用している場合は、[Apply]で適用させます。また、先程試しにレンダリングを行った際の光源[Lamp]も削除します。ラジオシティでは、通常の光源(LampやAreaなど)は使用しません。
「Emit」で光源を設定
続いて、光源を設定します。今回は、天井の球体・床・窓を光源として設定します。設定方法は、該当箇所を選択し「Shaders」タブ内の[Emit]の数値を変更し発光させます。通常「Emit」で発光させても光源のように周囲を照らす効果はありませんが、ラジオシティでは「Emit」により光源の役割を果たしてくれます。因みに今回は"0.02"に設定しましたが、状況によって大きく変わるようなので、色々試してみてください。
ラジオシティの設定・計算実行
一応準備が整ったところで、いよいよラジオシティの設定に入ります。設定を行うインターフェイスは、「Bottons Window」内のコンテキスト[Shading]、サブコンテキスト[Radiosity buttons]を選択すると表示されます。
まず「Radio Render」タブ内の①[Max Iterations]の数値を設定します。これは光の相互反射する回数となり、数値が大きい程シーンが明るくなります。今回は"500"に設定します。
続いてラジオシティの計算を実行します。シーン内全てのオブジェクトを選択した状態で「Radio Tool」タブ内の②[Collect Meshes]をクリックすると「Calculation」タブが表示されるので、タブ内の③[GO]をクリックし実行します。するとマウスカーソルがカウンターに変わりラジオシティの計算が開始されます。カウンターの数字が今回設定した"500"になった時点で計算終了です。
後は「Radio Tool」タブ内の④[Replace Meshes]をクリックでメッシュオブジェクトに変換し、⑤[Free Radio Data]でラジオシティの計算を終了させます。
「Radio」は無効にしてレンダリング
最後にレンダリングを行い、ラジオシティの結果を確認します。今回の設定方法ではラジオシティの計算が既に完了しているので「Render」タブ内の[Radio]を有効にする必要はありません。というよりは無効にしないと再度計算を行ってしまい正しくレンダリングされませんので、ご注意ください。
ラジオシティのレンダリング見本
こちらがラジオシティのレンダリング見本です。若干、通常のレンダリングと比べCGっぽさは無くなったように見えますが、まだまだフォトリアルとまでは到底いきませんでした。今回、投稿しておいて何ですが、ラジオシティを一通り試してはみたものの、ほぼ理解できておりません。ここまで思うようにいかないとは、ラジオシティをナメておりました。いずれ再挑戦します!

> ラジオシティに挑戦/その2へ続く

Blender  レンダリング  | Posted by Benjamin

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