モディファイア
ネズミ(AKB48まゆゆ)/上着(パーカ)仮モデリング
先日描いた「マジすか学園」ネズミ(AKB48まゆゆ)のラフスケッチを元にモデリングを行います。まずは前髪からと思いましたが、上着のパーカ(のフード)との兼ね合いがあるので、前髪は後回しにしてとりあえずパーカから簡単にモデリングを行うことにします。
上着(パーカ)をモデリングするのにあたって、新規で作成するのは面倒なので、素体の上半身のポリゴンを流用したいと思います。
まずは、「Edit Mode」で該当箇所のポリゴン面を選択し[Shift]+[D]キー。マウスには触れず[Enter]キーを押せば同じ位置に複製されます。複製されたポリゴンを選択した状態のまま、[P]キーを押し、元のオブジェクトと分離させます。
因みに今回は「Mirror」モディファイヤをこの後設定するので、向かって右半分のみとなっております。
この分離させたオブジェクトを上着(パーカ)として使用しますが、このままでは全身タイツのようにピタッとした状態なので、ボディとの間に余白を作りたいと思います。
使用する機能は以前にも紹介した「Shrinkwrap」モディファイヤ。本来このモディファイヤは収縮させるのが目的だと思いますが、今回は「Shrinkwrap」のプロパティ[Offset]を利用しオフセットによる拡大を行います。
「Target :」で"sotai(素体)"を指定、[Offset]で指定したターゲットとの間に余白を設定します。今回、形状が崩れてしまうので[Keep Above Surface]を有効にしました。
後は、「Shrinkwrap」モディファイヤを[Apply]で適用させ形状を整えます。特に「Mirror」モディファイヤを設定する場合、中心となる頂点が「Shrinkwrap」の[Offset]によって中心からズレている場合があるので調整が必要です。
フードの輪郭となる部分を追加し、上着(パーカ)の仮モデリングが完了です。次回はこのパーカと重ならないように前髪を制作していきたいと思います。
> マジすか「ネズミ(AKB48まゆゆ)」/髪の毛〈その1〉へ続く