モディファイア
人物(女性)髪の毛の作成/頭部〈Shrinkwrap〉
パーティクル・ヘアーの練習もひと通り終わったので、本番に入りたいと思います。
以前、六角大王ではショート・カット(のっちボブ)の髪の毛を作成したので今回はロングヘアーでいきたいと思いますが、一口にロングヘアーと言っても様々なヘアスタイルがあり迷ってしまいます・・・。
色々悩みましたが、先日観た映画「プラダを着た悪魔」でのアン・ハサウェイさんのポニーテールがあまりにも可愛かったので、おじさんの憧れ"ポニーテール"でいかせて頂きます。
まずは、束ねる部分までの頭部を覆う髪の毛を作成します。プリミティブオブジェクトの「UV Sphere(球体)」を用意し、画像のように頭部より少し大きめに配置します。ポリゴンの集中している部分がポニーテールの結び目にくるよう回転します。
ここで「Shrinkwrap」モディファイヤを設定し、[Ob:]で指定したオブジェクトに合わせて収縮させます。[Offset:]で指定したオブジェクトとの間に適度に余白をつくります。
後は[Apply]で適用させ不要な部分を削除し、形状を整えます。
極力データ容量を抑えるため、パーティクル・ヘアーの本数を減らし、Emitter(発生源)にテクスチャを貼り込みパーティクル・ヘアーの隙間を補いたいと思います。(リアリティを追求する方は、Emitterを非表示にしパーティクル・ヘアーのみでの表現が良いかと思います)
画像のように生え際にウエイト値を設定し、生え際のみにパーティクル・ヘアーを生成させます。設定方法は「パーティクル・ヘアー/その3〈Vertex Groups〉」をご参照ください。因みに今回のパーティクル・ヘアーの本数は、Basic : Amount"100"本に対してChildren : Amount"5"本で設定しております。
後は「Particle Mode」でポニーテールの結び目にあたる部分へパーティクル・ヘアーが集まるように編集(ヘアセット)し、[Cut]ツールにて不要な部分を削除します。最後にEmitterの表示を有効にしUVマップにてテクスチャを貼り込めばひとまず完成です。
次回は前髪もしくはポニーテール部分の作成を行います。
> 人物(女性)髪の毛の作成/ポニーテールへ続く