その他/フリーソフト
ノーマル(法線)マップ作成Photoshop用プラグイン
今回ソフトではありませんが、フリーのプラグインをご紹介したいと思います。
以前から使用していたShadeや六角大王Superでは擬似的に凹凸を表現する際、バンプマップを貼り込んでいました。バンプマップは白黒の情報で凹凸を表現するのに対し、現在主流となっているノーマルマップ(法線マップ)は、RGBの情報で凹凸を表現。バンプマップに比べより詳細に凹凸を表現することが可能(らしい)です。もちろんBlenderはノーマルマップに対応しているので、是非試してみたいと思います。(年内に発売予定の最新版Shade12では、法線マップが対応されるそうです・・・)
ということで、ノーマルマップを作成するにあたって・・・。
GPUで有名なNVIDIAのWebサイトにてノーマルマップ作成Photoshop用プラグイン「NVIDIA Plug-ins for Adobe Photoshop」が配信されています。使い方はいたって簡単。バンプマップと同じように白黒(グレースケール)の画像を用意し(編集後RGBカラー形式に変換が必須)、[フィルタ] > [NVIDIA Tools] > [NormalMapFilter]を選択。各種設定を行い"OK"をクリックすれば完成です。
〈インストールに際して〉
ダウンロードしたプラグインは英語版Photoshop用の為、日本語版へインストールするには手動でファイルを移動する必要があります。デフォルトのままインストールを行うと「Photoshop」フォルダ内に「Plug-Ins」フォルダが作成されます。
・/Plug-Ins/File Formats内のdds.8biを/プラグイン/ファイル形式内に移動
・/Plug-Ins/Filters内のNormalMapFilter.8bfを/プラグイン/フィルタ内に移動
詳しくはNVIDIAWebサイト(英語)をご覧ください。http://developer.nvidia.com/object/photoshop_dds_plugins.html
http://developer.nvidia.com/nvidia-texture-tools-adobe-photoshop
その他/フリーソフト
スカルプトモデリングソフト「Sculptris Alpha 5」
スカルプトモデリングと言えばあまりにも有名な「ZBrush (ゼットブラシ)」。映画「ロード・オブ・ザ・リング」で使用され脚光を浴び、ゲーム業界の現場でも衣服のシワなどZBrushでスカルプトした凹凸をノーマルマップ(法線マップ)に適用するなど、スカルプト3DCGモデラーとしての地位を確立しています。Blenderにおいても以前投稿したように簡易的ではありますがスカルプトモデリングを行う「Sculpt Mode」なる機能が搭載されております。(バージョン2.5xでは劇的に進化するそうで楽しみです)
このように現在の3DCG制作において、なくてはならない存在のスカルプトモデラー。今回ご紹介するのはそのスカルプトに特化したフリーソフト「Sculptris Alpha 5」。
「Sculptris」とは、当初トーマス・ピーターソン氏が個人で開発したソフトウエアで、現在は、ZBrushの開発元Pixologic社と共同開発を行っているそうです。もちろん現在も引き続き、Pixologic社のWebサイトにて無償で配布されております。
何と言ってもこの「Sculptris」の素晴らしい点は"動作が軽い"。Blenderの「Sculpt Mode」とは違い事前にポリゴンを細分化しなくても、編集を行った箇所のみを自動的に細分化してくれます。私も今後是非使用してみたいソフトの1本です。
詳しくはSculptris公式サイト(英語)をご覧ください。
http://www.sculptris.com/
その他/3DCG全般
おすすめ参考書「ゲームグラフィックス2010」
2009〜2010年に発売させたゲームタイトルの企画から制作までの行程を紹介している「ゲームグラフィックス2010」。私のような3DCG初心者には、プロがどのように制作をしているのかなどが解説されていて、とても参考になる一冊でした。(難しくて解らない内容も多々ありますが・・・)当たり前ですが、使用しているソフトは3ds MaxやMayaなど。しかしBlenderを使っている私にも十分見応えのある内容で勉強になりました。
PS3など家庭用ゲームもかなりハイスペックなモノが登場していますが、とは言え制限のある環境でいかにクオリティを高めていくかなど、技術面だけでなくプロの方々の情熱やこだわりが感じられとても為になったと思います。
話題の「ファイナルファンタジーXIII」やPSP版「メタルギア・ソリッド ピースウォーカー」などなど大物タイトルが満載ですが、基本的には「月刊CGWORLD」で掲載された記事が中心になっているので、毎月CGWORLDを購読している方には不向きかと・・・。
その他/フリーソフト
高機能画像編集ソフト「GIMP(ギンプ)」
3DCG制作おいて欠かすことの出来ないテクスチャ。そこで活躍するのが2D画像編集ソフトですが、フリーソフトでありながら製品版であるPhotoshop等の画像編集ソフトと比べても遜色のないレベルの機能を備えているのが「GIMP(ギンプ)」。
私の場合、仕事上Photoshopを使わざるを得ないため、実際に「GIMP」を使用した事はありませんが、参考書を読んだ限り驚くほどの高機能!扱えるファイル形式も豊富で、正にPhotoshop要らずっといった感じです。
そもそもWeb用のグラフィック編集を想定して開発された「GIMP」はCMYKカラーが標準対応しておらず、紙媒体など印刷用のデータ作成には向いていないようですが、3DCGのテクスチャ制作なら全く問題ありません。後は"腕"次第!?
詳しくはGIMP公式サイト(英語)をご覧ください。
http://www.gimp.org/
その他/フリーソフト
フリーソフト版3DCGモデラー「六角大王」
製品版「六角大王Super」の前身ともいえるフリー版「六角大王」。こちらは左右対称なモノのみ作成可能、テクスチャマッピングが出来ないなど製品版との違いはあるものの(フリーなので当たり前ですが・・・)ポリゴンモデラーとしては操作も簡単で初心者には非常にオススメです。DXF形式で書き出しが可能なので、Blenderなど他の3DCGソフトを併用すればハイクオリティな作品を制作することも可能です。
しかしモデリング方法が若干特殊なため、他の3DCGソフトですでにモデリング経験のある方にとっては「使い辛い!」なんて声もよく耳にします。
とは言え、せっかく無料で配布されているので是非お試しを!現在も(株)終作Webサイトからダウンロードが可能です。
詳しくは(株)終作Webサイトをご覧ください。
http://www.shusaku.co.jp/